ATOKダイレクトプラグイン例を探してみる

自分がプラグインを作るのはそれはそれで楽しいのですが、人様が作ったのを見るのも楽しいものです。いくつか探してみました。

ATOKダイレクトAPI for Perl/Rubyで気軽にATOKを拡張しよう!クジラ飛行机さんによる作り方の記事です。(11/04 追記)

スクリプトをそのまま実行

既に、数日前にも出しましたがATOK で ruby の実行結果を返すプラグインというものがあります。

それから、ATOKのAPIでPerl電卓を作ったではPerlで同様のものができています。

しかし、evalさせるものが出回っていると、安易にネットワーク連携させるものと組み合わせると、システムを全部フォーマットさせる輩とかがでてきかねない罠。

Social IMEに接続

ATOKダイレクトAPIが公開されたのでさっそく作ってみた

これは、Social IMEに接続して、変換を行うというものです。わたしはYahoo!仮名漢字変換に接続するのは作ってみましたが、こちらのほうがいいかもしれません。というのも、Yahoo!のものはVJEがあるだけで、マニアックな単語などが登録されているわけではないため。

Miyakoと連携

Miyakoというのは(わたしは先ほどまで知らなかったのですが)Rubyを用いてゲーム(に限りませんが)を簡単に作ることを可能としたライブラリのようです。

ジャストシステムがPerlやRubyで俺ATOKダイレクトが作れる様にした件

で、上記ページではATOKで入力した文字列によって、キャラクタの操作などを行っているようです。何やらすごいです。

ゲームシナリオ支援ツール

ATOK2008でゲームシナリオ支援ツール

わたしは、ゲームシナリオというのがこうやって作られるんだということを知りました。ゲームシナリオに限らず、何かの特定の分野ごとにプラグインができれば役に立ちそう。

連想変換(11/03 14:04追記)

連想検索エンジン reflexaを利用して、関連する単語までも変換候補にしてしまうものです。Webサービスが提供されているんですね。

ATOKの機能拡張を使って連想検索エンジンreflexaとマッシュアップしてみた

ATOKAmazon検索(11/02 10:01追記→11/03 18:58項目昇格)

ATOKAmazon検索してタイトルの内容などを取得するものです。使う人はAmazonウェブサービス用のキーが必要になります。具体的には文字列を入力して検索すると、タイトルが出てくる上に、コメント部分に価格と作者が表示され、また、Sfhit + Enterでそのページにジャンプできます。

ATOKでAmazon検索。

ATOKGoogleカレンダー(11/03 18:58追記)

ATOKGoogleカレンダーを確認することができるものです。「ATOKAmazon検索」と同じ作者の方によるもの。”きょうのよてい”と入力してATOKダイレクトで変換すると、Googleカレンダーの予定が表示されるというものです。(その後Shift + Enterでそのページに移動。)

ATOKで予定確認@Googleカレンダー。

はてなの記法(11/05追記)

はてなで、Amazon商品にリンクするための特殊な記法として「ASIN記法」がありますが、商品名を入力することでこの記法に変換してくれるプラグインのようです。

ATOK ではてな ASIN 記法に変換できるプラグインを公開しました

荷物追跡(11/06追記)

日本郵便クロネコヤマト、日通は、問い合わせ番号を入力して荷物追跡のページにいくことができます。これは、その会社名+問い合わせ番号を入力すると、そのページのURLに変換してくれるもののようです。

BaggageTracking ATOKダイレクトプラグイン

間違い.netプラグイン(11/11追記)

入力ミスを補正してくれるものです。「間違い.net」では、入力ミスを収集しており、たとえばここで紹介されている例では「あとk」と入力すると「ATOK」が変換候補に出てきます。
便利そう。

ATOKダイレクトAPIで間違い.netプラグインを作ってみた

選曲プラグイン(11/19追加)

ATOKで曲名を入力して、その曲を再生するというものです。マウスを動かして曲を選択するなどということをしなくても、音楽が再生できるというもの。「@選曲」で変換すると曲のリストが出てきますし、「(曲名)@選曲」で変換すると、指定した曲名(のパターン)に一致する曲だけをリストアップしてくれます。
ちなみに、リストアップは(ATOKのものではなく)VisualRubyのウィンドウを利用しています。

ATOKで選曲してみたプラグイン

ifGoogle(Googleの「もしかして」プラグイン)(11/21追記)

Googleの検索結果の「もしかして」を利用したプラグインであり、誤字修正のプラグインのようなものです。(もっとも、「もしかして」は、誤字以外でも見つけますが。)

ATOKダイレクトプラグイン 第1弾 ifGoogle

GoogleAPIを利用しているのではなく、単純に検索結果のHTMLからスクレイピングで結果を取得しています。(ので、キーなどは不要ですが、ある日使えなくなる可能性はあるかも。)

自分の

一応自分のも。

何か、今後はプラグインとのやりとりができればいいなと思ったんですが、次のようにして実現しようかな。

  1. プラグインを呼び出す("search ルービックキューブ"という文字列(=コマンド)で)
  2. プラグインはそのコマンドに対応したサブコマンド一覧(変換候補一覧)を返す(ex. "@google ルービックキューブ", "@yahoo ルービックキューブ", "@kakaku.com ルービックキューブ")(searchというコマンドに対応したサブコマンドは、@google, @yahoo, @kakaku.com の三つが登録されていたとする)
  3. ユーザが例えば、変換候補として"@yahoo ルービックキューブ"を選択して、さらにプラグインを呼び出す
  4. Yahoo!検索でルービックキューブを検索する(さらにサブコマンドがあってもいいけど)

といった感じです。手元にATOKがないのでできるのかどうか知らないけど。(プラグインが返した文字列を確定させずにさらにプラグインに渡せればよいわけです。後で試してみよう。→追記:できるみたいです。d:id:atzy:20081102:p1参照。)

ここでは"search"に対して、@google、@yahoo、@kakaku.comの三つが見つかったということになってますが、これらの機能をネットワーク上から見つける仕組みを設けておけば、機能自体はネットワークの外にあってもいいわけです。で、ユーザさんは自由に使いたい機能を選択したりしてね(この部分のプラグイン呼出や選択の機能だけをローカルに持つ)。すごい機能なら広告が入ったり、有料にすることだってありえる。
ちなみに、"search"とか自体、候補として出してもいいし、補完してもいいと思うな。

正直な話、ここまでいってしまうと、「それってほんとにIMEでやることなの?」という話はありますが、まあ、ATOKが枠組を用意してくれたので、とりあえずそこで試すという感じです。

まあ、ちょっと手始めにフォルダをたどってファイルを選択して、変換候補に出すプラグインでも作ってみよう。あと、上に書いたやつ*1

*1:といっても、実はRSSのやつでも利用すればコードはほとんど書かなくていいわけですが。