デザインパターンは何がうれしいか

遅ればせながら、きちんと体系的にデザインパターンなるものを学んでみようかと考えました。

デザインパターンというのは、御存じの方は当然のように既に御存じと思いますが、開発の際に大きな効果があります。

なぜならば、複数人の開発では「ここはFactoryパターンで作ってね」などと普通に言われますので、その際に「Factoryパターンってなんだっけ?」となってしまっては困るのです。ある作り方に対して「名前を付けて共通の言語にする」ことが重要なわけで、これがデザインパターンの本質です。名前を付けたことによって、例えば「クラス名はFooFactoryにしよう」などと共通化してくるわけでして、それによってコードを見た人もわかりやすくなるのです。

デザインパターンには「こんなの使ったことないよ」というのもありますが、大抵は自分でどこかで使ったことがある書き方です(少なくともGoFの23パターンはそうです)。ですので、「何か特別なもの」ではなく、「自分が書いたことがあるものにたいして名前を付けてくれた」と思えばよいのですね。

私など、理解がいい加減でしたので、パターンの混同などがありました。それによって言葉が通じなかったりしたわけです。そこで反省してきちんと体系的に学ぶことにしたわけなのです。